Columnコラム

「みんなデ」オープンバッジをもらおう!
-人の想いとテクノロジーが交差する、AI協働の舞台裏-

更新日:2024年5月24日

ディジタルグロースアカデミアは、2024年3月27日より、eラーニングサービス「みんなデ」を利用している顧客企業の社員に対して、学習完了数に応じてオープンバッジを発行するサービスを開始しました。そこで今回は、「みんなデ」の責任者でありオープンバッジのデザインを担当した柴田に、オープンバッジの概要とデザインに込めた想いを伺いました。

目次

    「みんなデ」オープンバッジとは?

    【写真1】「みんなデ」オープンバッジ責任者 柴田

    学習意欲がアップするような“仕掛け”をつくりたい!

    ―「みんなデ」オープンバッジとはなんですか?
    柴田:
    「みんなデ」オープンバッジ(以下、みんなデバッジ)とは、ディジタルグロースアカデミアが提供するe ラーニングサービス「みんなデ」の受講者に発行しているデジタル証明書のことです。みんなデバッジは、「みんなデ」で配信しているeラーニングをどれくらい視聴したかを集計し、受講者の学びを証明するものとして無償で発行しています。
    ―なぜ、みんなデバッジのサービスを始めようと思ったのですか?
    柴田:

    「みんなデ」を導入いただいている顧客企業の方から、

    1. 効果を測るのが難しい(「みんなデ」受講により、社員がどれくらい変化したかという指標がほしい)
    2. 学びのモチベーションが続かない(DXのトレンドや技術を主体的に学び続けるマインドを醸成したい)
    3. 必須講座だけ消化する社員がいる(職務領域以外にもアンテナを張り、学びの幅を広げてほしい)

    という声をいただきました。私自身も、「みんなデ」で配信している講座の魅力をたくさんの受講者に伝えたいという想いがありましたので、受講者の学習意欲が一段とアップするような“仕掛け”を作ろうと思い、みんなデバッジのサービスを始めました。

    【図1】従来の課題とディジアカ・オープンバッジで実現すること
    ―みんなデバッジには、どのような種類があるのですか?
    柴田:
    みんなデバッジは、「2級」「1級」の青色バッジと、「初段」「2段」の黒色バッジの合計4種類あります。正直なところ、日々の業務で忙しい受講者にとってeラーニングの視聴は負担がかかるかもしれません。受講者の学びのモチベーションをアップさせる足掛かりとして、とにかく最初の一歩を踏み出していただきたいという思いから 、「みんなデ」のeラーニングを1講座視聴すれば、「2級」の青色バッジを獲得できるようにしました。継続的にeラーニングを受講いただければ、バッジのグレードは「1級」や「初段」、「2段」に上がっていきます。
    【図2】「みんなデ」オープンバッジ イメージ
    柴田:

    また、ディジタルグロースアカデミアが発行するみんなデバッジの他に、みんなデを導入いただいている企業のオリジナルバッジも制作することができます。

    各社の業種や育成したい人財タイプによっては、学んでほしい講座を工夫したいかもしれません。

    そこで、みんなデバッジに加えて自社のオリジナル基準で発行できるようにしました。

    自社バッジを社員に付与することで、社員のやる気が更にUPするのではないかと期待しています。

    【図3】「みんなデ」オープンバッジとオリジナルバッジの仕組み

    バッジデザイン、どうやって生まれた?

    特徴的なハニカム型に込められた想い

    ―みんなデバッジのデザインも、柴田さんが担当されたそうですね!
    ハニカムデザインが特徴的ですが、形や色に込められた意味を教えてください。
    柴田:
    6角形のハニカムデザインは、オープンバッジを企画した当初から構想していました。蜂の巣に代表されるハニカム型は、空間を最も効率よく使いつつ構造上も強いという特徴があります。「みんなデ」によって受講者に効率よく学びを届け、会社・組織を強くする人材を育成するという意味を込めました。
    【図4】青色バッジ(2級~1級)

    2級~1級は、初学者をイメージした青色にしました。青色は、新しさや透明性を象徴する色として、新たな取り組みや学びの過程に身を置いている受講者をイメージしています。また、青色は未来への希望や成長の可能性も含意しており、初心者がもっている未知の可能性を表現しています。

    羽ペンは、学習の記録や伝達をするための基本的なツールですので、知識探求への第一歩という意味を込めています。

    【図5】黒色バッジ(初段~2段)

    初段~2段は、上級者をイメージした黒色にしました。黒色は、深みや厳粛さを象徴する色であり、柔道/空手の「黒帯」のような専門知識やスキルの深さを表現しています。黒帯の上級者であっても常に謙虚で、自己啓発や成長のために他社との協働や学び合いを大切にしてほしいという想いを込めています。

    月桂冠は、古代ローマやギリシャにおいて勝利や名誉を象徴するものですので、学びを習得して学問的に成就したことを証明するという意味を込めています。

    人工知能(AI)と協働でバッジデザインに挑戦!

    ―柴田さんは、デザイナーとしての経験がないため、人口知能(AI)と協働でバッジのデザインを考えたと聞きました。AIとの共同作業は、どのようなものでしたか?
    柴田:
    デザイナーの経験はないけど、こういうデザインにしたいという構想はあったので、AIと協働して形にすることができて、便利だなと感じる反面、新しい学びもありました。
    【写真2】「みんなデ」オープンバッジ責任者 柴田
    柴田:

    まず、便利だなと感じたのは、自分のアイデアがすぐに昇華されることです。ハニカム型がもつ「勉強するにしても、スキルを磨くにしても最も効率がいい、強い」という意味と、「みんなデ」というサービスのイメージがシンクロするようなデザインを作りたいと投げかけると、たくさんのイメージが一瞬でアウトプットされました。抽象的なプロンプトでも、自分には想像できないようなイメージをすぐに・何パターンも出してくれるところは、非常に便利だと感じました。

    その反面、なかなか納得のいくデザインに辿り着けず、「そうじゃないんだよなぁーっ!」と、パソコンの画面に向かって何度も叫びました(笑)何度注文してもAIが嫌な顔せずにたくさんのアイデアを出してくれたおかげでデザインの着想は得られたので、最後は自分で今のバッジの形にしました。本当は、AIをもっと上手く使う方法があったのかもしれませんが、AIがあれば自分もデザイナーになれるという手応えを得ることができたのは大きな学びになりました。

    ―最後に、みんなデバッジに期待することや今後の展望を教えてください。
    柴田:

    私は50代後半に差し掛かり、年齢的には立派な“おじさん”です。その私が、最新の技術であるAIと協働して、創造的なコラボレーションを果たしたのがこのみんなデバッジです。

    みんなデバッジが、「みんなデ」の学びを促進するという本来の目的を果たしながらも、私のような年代の方々や若い世代の新しい可能性やチャンスを広げることに貢献できたら嬉しいです。みんなデバッジが、「みんなデ」で学ぶ多くの人の成長をサポートし、自信をもって未来を創造する手助けとなることを期待しています。「みんなデ」ご契約のお客様には、ぜひご活用いただきたいです!

    【写真3】「みんなデ」オープンバッジ責任者 柴田
    プロフィール

    柴田 佳幸Yoshiyuki Shibata

    株式会社ディジタルグロースアカデミア コンサルタント
    カスタマーサクセス スーパーバイザー
    HRDエバンジェリスト

    「みんなデバッジ」は、株式会社ネットラーニング(https://www.netlearning.co.jp/)が提供する国際標準規格のオープンバッジを使用しています。

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