Copilot無料版でできることとは?有料版との違いや使い方をわかりやすく解説
更新日:2026年1月22日

近年、AI技術の進化は目覚ましく、私たちの働き方や情報収集の方法に大きな変化をもたらしています。その中でも特に注目を集めているのが、Microsoftが提供するAIアシスタント「Copilot」です。しかし、「Copilotで何ができるのかよくわからない」「無料版と有料版の違いは?」といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
この記事では、Copilotの無料版でできることに焦点を当て、その具体的な機能から有料版との違い、簡単な始め方までを網羅的に解説します。この記事を読めば、Copilotをあなたの業務や日々のタスクにどう活かせるかが明確になります。
目次
Copilot無料版でできる7つのこと
無料でありながら、Copilotは非常に多機能です。ここでは、日々の業務や学習にすぐに役立つ主要な7つの機能について、具体的な活用例とともに紹介します。
最新のWeb情報を反映した回答の作成
CopilotはBing検索と連携しているため、リアルタイムの情報を基にした回答が得意です。「昨日の主要な経済ニュースを3つに要約して」「〇〇業界の最新動向について教えて」といった質問に対して、最新のWebサイトの情報を参照しながら的確な回答を生成します。情報収集の時間を短縮できる、基本的ながら強力な機能です。
高品質な画像の無料生成
Copilotには、OpenAIの高性能な画像生成AI「DALL-E 3」が搭載されており、テキストで指示するだけでプロ品質の画像を無料で作成できます。「青い空を背景に、オフィスビルが立ち並ぶ未来的な都市のイラスト」のように具体的な指示を出すと、プレゼン資料やブログ記事に使えるオリジナル画像がすぐに生成されます。
WebサイトやPDFなど長文の要約
指定したWebページのURLや、アップロードしたPDFファイルを読み込み、簡潔に要約することが可能です。長文のレポートやニュース記事の概要を素早く把握したい場合に、「このURLの記事の要点を箇条書きで3つにまとめて」のように依頼することで、すぐに要約を提示してくれます。
自然な日本語と英語の相互翻訳
高精度な翻訳機能もCopilotの強みの一つです。日本語から英語、英語から日本語への翻訳はもちろん、さまざまな言語に対応しています。単に単語を置き換えるのではなく、文脈を理解して自然な表現に翻訳してくれるため、海外の取引先へのメール作成や、英文資料の読解など、ビジネスシーンでの活用幅が広がります。
ビジネスメールやブログ記事の作成
「〇〇社への製品納期に関する問い合わせメールを作成してください」といった具体的な依頼をすることで、適切なビジネスメールの文案を生成してくれます。同様に、「Copilotの活用法についてのブログ記事の構成案を考えて」といった依頼で、記事作成のたたき台を作ることもでき、文章作成にかかる時間を大幅に削減します。
プログラミングコードの生成とデバッグ支援
開発者やプログラミング学習者にとってもCopilotは有用なツールです。「Pythonで今日の年月日を取得するコードを書いて」といった簡単な指示から、より複雑な関数の作成までサポートします。また、エラーが発生したコードを提示し、「このコードのエラー原因を教えて」と質問すれば、問題点を指摘し修正案を提案してくれるデバッグ支援機能も備わっています。
スマートフォンアプリでの音声入力
CopilotはPCだけでなく、専用のスマートフォンアプリ(iOS/Android)も提供されています。アプリ版の大きな特徴は音声入力に対応している点です。移動中や手が離せない作業中でも、マイクに向かって話しかけるだけで質問や指示ができるため、思いついたアイデアをその場でメモしたり、簡単な調べ物をしたりするのに非常に便利です。
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Copilot無料版と有料版の比較
| プラン | 月額料金 | 年額料金 | 対象ユーザー | 主な利用シーン |
|---|---|---|---|---|
| Copilot(無料版) | 0円 | - | 個人(プライベート利用) | 日常的な質問・情報検索・基本的な画像生成 |
| Microsoft 365 Personal | 2,130円 | 21,300円 | 個人(Officeアプリのみ) | Word・Excel・PowerPointの利用 |
| Microsoft 365 Premium | 3,200円 | - | 個人・家族(最大6人) | Officeアプリ+高度なCopilot機能 |
Microsoft Copilotを使い始める際、無料版で十分か、有料版を検討すべきかは迷うポイントです。無料版は日常的な検索やチャットに最適ですが、より高度な機能や快適さを求めるなら有料版が候補に入ります。
本記事では、2025年10月に「Copilot Pro」が「Microsoft 365 Premium」へ統合された最新情報を基に、料金、機能、アプリ連携の3つの観点から違いを解説します。ぜひご自身の利用スタイルに最適なプランを見極めるための参考にしてください。
料金と主な対象ユーザー
無料版は0円で利用でき、個人の日常的な検索や質問に適しています。一方、有料版は2025年10月に「Copilot Pro」が廃止され、新たに「Microsoft 365 Premium」(月額3,200円)へ統合されました。
Premiumは、Officeアプリ、高度なAI機能、1TBのストレージがセットになった個人向け最上位プランです。最大6人までアカウントを共有できるため、家族で利用する場合のコストパフォーマンスに優れています。AI機能が不要、または限定的で良い場合は、従来のPersonalやFamilyプランも選択可能です。
- Microsoft Copilot ─ 個人向け Copilot の価格プラン
機能とパフォーマンスの違い
| 項目 | Copilot(無料版) | Microsoft 365 Premium |
|---|---|---|
| 月額料金 | 0円 | 3,200円 |
| 利用可能人数 | 1人 | 最大6人 |
| チャット機能 | 広範な使用可能(混雑時は制限の可能性) | 広範な使用可能(最優先アクセス) |
| Deep Research | - | 広範な使用 |
| 画像生成・編集 | 1日あたり制限あり(非公開) | 標準制限を超える広範な使用 |
| Officeアプリ統合 | なし | あり(Word、Excel等) |
| 応答速度 | 標準(混雑時は低下) | 最優先アクセス(常時高速) |
| AIモデル | GPT-4 Turbo含む | GPT-4 Turbo含む+独占機能 |
無料版でもGPT-4 Turboやチャット機能は広く利用可能ですが、混雑時には接続が制限される場合があります。対してPremiumでは優先アクセス権が付与され、常に高速で安定した応答が保証されます。
特に画像生成において差が顕著です。無料版や下位プランのクレジット制限(月60回など)とは異なり、Premiumでは標準制限を超える「広範な使用」が可能です。Voice機能などは無料版でも開放されましたが、最新モデルへの早期アクセスや独占的なAI機能をストレスなく活用したい場合はPremiumが推奨されます。
Microsoft 365アプリとの連携レベルの差
| 連携機能 | Copilot(無料版) | Microsoft 365 Premium |
|---|---|---|
| Wordとの連携 | 不可(手動コピペのみ) | 可能(文書内で直接支援) |
| Excelとの連携 | 不可(手動コピペのみ) | 可能(データ分析・数式支援) |
| PowerPointとの連携 | 不可(手動コピペのみ) | 可能(スライド自動生成) |
| Outlookとの連携 | 不可 | 可能(メール下書き支援) |
| Teamsとの連携 | 不可 | 不可(法人プランが必要) |
| 利用環境 | Webブラウザのみ | デスクトップアプリ・Web両方 |
| 利用人数 | 1人 | 最大6人まで共有可能 |
最大の違いはOfficeアプリとの直接連携です。無料版はブラウザ上での利用に限られ、生成結果をアプリにコピペする手間が生じます。一方、PremiumではWordでの執筆、Excelでの分析、PowerPointでのスライド作成などをアプリ内でAIが直接支援します。
Personal/Familyプランでも一部利用可能ですがクレジット制限があります。制限を気にせずアプリ連携をフル活用し、作業効率を劇的に向上させたいならPremium一択です。なお、Teams連携には法人契約が必要となります。
Microsoft 365アプリを日常的に使用している方にとって、Microsoft 365 Premiumの連携機能は作業効率を劇的に向上させる可能性を秘めています。文書作成や表計算、プレゼンテーション作成にかかる時間を大幅に削減できるため、業務の生産性向上を重視する方には特におすすめのプランと言えるでしょう。
3ステップで簡単!Copilot無料版の始め方
Copilot無料版を使い始めるのに、複雑な手続きは必要ありません。PCでもスマートフォンでも、すぐにその機能を体験することができます。
PC(Webブラウザ)でのアクセス手順
- お使いのWebブラウザ(Microsoft Edge、Google Chromeなど)を開く。
- 検索エンジンで「Microsoft Copilot」と検索し、公式サイトにアクセス。
- 表示されたチャット画面の入力ボックスに、質問や指示を入力して送信。
Microsoftアカウントでログインすると、過去の対話履歴が保存されるため、さらに便利に活用できます。
スマートフォンアプリのインストール手順
- iPhoneの場合はApp Store、Androidの場合はGoogle Playストアを開く。
- 検索バーで「Microsoft Copilot」と入力し、アプリを検索。
- 「入手」または「インストール」ボタンをタップして、アプリをダウンロード。
インストールが完了すれば、すぐに利用を開始できます。
Copilot無料版の注意点とデメリット
非常に便利なCopilot無料版ですが、利用する上で知っておくべき注意点やデメリットも存在します。これらを理解することで、よりツールを使いこなすことができます。
利用回数や応答速度に制限がある
無料版では、1日の対話回数や、画像生成の高速処理回数(ブースト)に上限が設けられています。通常利用の範囲であれば問題になることは少ないですが、短時間に集中して多用すると制限に達する可能性があります。また、多くのユーザーが利用する時間帯は、有料版ユーザーが優先されるため応答が遅くなることがあります。
Microsoft 365アプリと直接連携できない
前述の通り、無料版の最大の制限はMicrosoft 365アプリ(Word, Excelなど)と直接連携できない点です。Copilotで作成した文章やデータをOfficeアプリで利用するには、都度コピー&ペーストする手間が発生します。この作業が頻繁に発生する場合は、業務効率の観点から有料版を検討する価値があるでしょう。
回答の正確性は必ず自身で確認する
これはCopilotに限らず、すべての生成AIに共通する重要な注意点です。AIは時に誤った情報や、文脈に合わない内容を生成すること(ハルシネーション)があります。Copilotは情報源のリンクを提示してくれるため、特にビジネスや学術的な目的で利用する際は、必ず参照元を確認し、情報の正確性を自分自身で検証する習慣が不可欠です。
個人アカウントだと社用利用するにはセキュリティリスクがある
Copilot無料版が社用利用に耐えるセキュリティレベルかどうかは、「ログインするアカウント」によって決まります。個人のMicrosoftアカウントで使う通常の無料版は、入力データがAI学習に利用される可能性があるため、機密情報を扱う社用利用にはセキュリティレベルが不十分です。
一方、会社のワークアカウント(Entra ID)でログインし「商用データ保護」が適用される場合は、データがAI学習には使用されません。ただし、プロンプトとレスポンスは監査・eDiscoveryのために組織のテナント内に記録・保存されます。社用利用可能なセキュリティレベルとなります。業務で使う際は必ず「保護済み」マークを確認するか、機密情報を入力しない運用を徹底しましょう。
有料版(Copilot Pro)の導入を検討すべきケース
無料版でCopilotの便利さを実感し、さらに高度な活用を目指したい場合、有料版へのアップグレードが選択肢となります。具体的にどのような場合に有料版を検討すべきか、3つのケースを紹介します。
WordやExcel上で直接AI機能を活用したい場合
日々の業務でWordでの文書作成やExcelでのデータ分析に多くの時間を費やしているならば、有料版の価値をより感じられるでしょう。アプリケーションを切り替えることなく、作業中の文書やデータを基に直接Copilotに指示を出せるため、生産性の向上が期待できます。
ピークタイムでも高速な応答速度を求める場合
Copilotを業務のコアプロセスに組み込み、常にスピーディーな応答を求めるヘビーユーザーにとって、有料版の優先アクセスは大きなメリットです。締め切り前の急なリサーチや資料作成など、時間を問わず安定したパフォーマンスが必要な場合には、有料版の方が業務効率が上がるでしょう。
画像生成を頻繁に利用する場合
プレゼン資料の作成、Webコンテンツの制作、SNS投稿などで、オリジナル画像を日常的に数多く必要とするクリエイターやマーケティング担当者も、有料版の検討をおすすめします。高速な画像生成(ブースト)の上限回数が大幅に増えるため、ストレスなくクリエイティブな作業に集中できます。
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まとめ
本記事では、Microsoft Copilotの無料版でできることを中心に、その機能、有料版との違い、始め方、そして利用上の注意点までを詳しく解説しました。
Copilot無料版は、最新情報のリサーチ、文章作成の補助、高品質な画像生成など、多くのタスクを効率化できる強力なツールです。まずは無料版を活用し、AIアシスタントの価値をぜひ体験してみてください。そして、自社の業務内容や利用頻度に合わせて、より高度な機能を持つ有料版へのステップアップを検討してみてはいかがでしょうか。
無料・有料にかかわらず、会社での導入検討をする立場の方にとっては、導入後の活用浸透まで計画する必要があるでしょう。ディジタルグロースアカデミアでは、Copilotをはじめとした生成AIを「導入」だけで終わらせず、「活用」まで見据えた定着支援を行っています。活用におけるポイントやCopilotの導入成功事例をまとめた資料もご用意していますので、ぜひご活用ください。

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