Microsoft 365 Copilotの料金はいくら?プラン別の価格、前提条件、注意点を解説
更新日:2026年1月22日

Microsoft 365 Copilotは、AIの力で業務効率を飛躍的に向上させるツールとして注目されています。しかし、導入を検討する上で最も気になるのが「料金」ではないでしょうか。この記事では、Microsoft 365 Copilotの料金体系、導入の前提条件、そして導入前に知っておくべき注意点まで、詳しく解説します。
目次
Microsoft 365 Copilotとは?
Microsoft 365 Copilotは、Word、Excel、PowerPointといった日常的に使用するMicrosoft 365アプリに、GPT-4などの大規模言語モデル(LLM)を統合したAIアシスタントです。
多くのMicrosoft 365アプリケーションに組み込まれ、それぞれのアプリの特性に応じたサポートを提供します。これにより、普段使い慣れた環境でシームレスにAIの支援を受けることができます。
| アプリケーション | 主なCopilotの活用例 |
|---|---|
| Word | 文章の下書き作成、要約、校正、トーンの変更 |
| Excel | データの分析、グラフの作成、複雑な関数の提案 |
| PowerPoint | Word文書からプレゼンテーションを自動生成、スライドデザインの提案 |
| Outlook | メールの下書き作成、長文メールの要約、返信案の提示 |
| Teams | 会議の議事録作成、要点の整理、決定事項のリストアップ |
Microsoft 365 Copilotの料金プラン
Copilotの料金は、法人向けと個人向けでプランが分かれています。それぞれの価格と特徴を正確に理解することが、導入計画の第一歩です
法人向けプランの料金と支払い条件
法人向けのMicrosoft 365 Copilotは、ユーザー1人あたりのサブスクリプションとして提供されます。料金は年間契約が基本となります。
- 料金:1ユーザーあたり月額 4,497円(税抜)
- 契約形態:年間サブスクリプション
この料金はCopilot機能のみの価格であり、利用には別途、対象となるMicrosoft 365のライセンス契約が必須である点に注意が必要です。
- Microsoft ─ Microsoft 365 Copilot プランと価格 - 大企業向けの AI
個人向け「Microsoft 365 Premium」の料金
個人向けには「Microsoft 365 Premium」というプランが用意されています。こちらは、従来の「Copilot Pro」の後継サービスとして2025年10月に登場したもので、AI機能と生産性ツールを統合した最上位プランです。
- 料金:月額 3,200円(年額 32,000円)
- 対象ユーザー数:1〜6人
Microsoft 365 Premiumを契約すると、Word、Excel、PowerPoint、OneNote、OutlookなどのOfficeアプリでCopilotの高度なAI機能が使えるようになるほか、以下の特典も含まれます。
- 最大6TBのクラウドストレージ(1人あたり1TB)
- Designer(画像生成AI)の高度な機能
- より高い使用制限でのCopilot利用
- Microsoft Defenderなどのセキュリティ機能
※Microsoft 365 Personal(月額2,130円)またはFamily(月額2,740円)とは別のプランとなります。
- Microsoft Store ─ Microsoft 365 Premium を購入 - サブスクリプション価格、ダウンロード
料金以外に重要な導入の前提条件
Microsoft 365 Copilotを利用するためには、月額料金の支払い以外にも満たすべき前提条件があります。特に法人向けプランでは、既存のライセンス契約が重要な鍵となります。
必要となるMicrosoft 365ライセンス
Microsoft 365 Copilotは、単体で契約できるサービスではありません。特定のMicrosoft 365(またはOffice 365)の法人向けプランを契約していることが、アドオンとしてCopilotライセンスを追加するための前提条件となります。
もし対象外のプランを契約している場合は、プランのアップグレードが必要になる可能性があります。
- Microsoft Learn ─ Microsoft 365 Copilotのライセンス オプション
法人向けプランの対象ライセンス一覧
Copilotを利用するためには、以下のいずれかのライセンスが必要です。自社が契約しているプランが含まれているか確認しましょう。
| 対象プランカテゴリ | 具体的なプラン名 |
|---|---|
| 一般法人向け | Microsoft 365 Business Standard, Microsoft 365 Business Premium |
| 大企業向け | Microsoft 365 E3, Microsoft 365 E5, Office 365 E3, Office 365 E5 |
この他にも複数のプランが対象となっています。
最小購入ユーザー数の要件
提供開始当初、法人向けプランには「300シート以上」という最低購入数の条件がありましたが、現在はこの要件が撤廃されています。これにより、中小企業でも1ユーザーから導入を検討することが可能になり、スモールスタートで効果を試したい企業にとって導入のハードルが大きく下がりました。
総コストで考える!Copilot導入費用のシミュレーション
Copilot導入の予算を立てる際は、Copilot単体の料金だけでなく、前提となるライセンス費用と合わせた総額で考える必要があります。
Microsoft 365ライセンス料金との合計費用
例えば、「Microsoft 365 Business Standard」プランを契約している企業がCopilotを導入する場合の1ユーザーあたりの月額費用は以下のようになります。
| 項目 | 月額料金(税抜) |
|---|---|
| Microsoft 365 Business Standard | 1,874円 |
| Microsoft 365 Copilot | 4,497円 |
| 合計 | 6,371円 |
このように、既存のプラン料金にCopilotの料金が上乗せされる形で総コストを算出します。
- Microsoft ─ Microsoft 365 Business Standard
為替レートによる価格変動の可能性
Microsoftの製品価格は米ドルを基準に設定されていることが多く、為替レートの変動によって日本円での価格が改定される可能性があります。 特に年間契約を検討する際は、契約更新時に価格が変わるリスクも考慮に入れておくと良いでしょう。
Microsoft 365 Copilotの購入と設定の手順
Copilotの導入は、Microsoft 365の管理者がライセンスを購入し、利用するユーザーに割り当てることで完了します。
管理者によるライセンスの購入手順
Microsoft 365 Copilotのライセンスは、Microsoft 365管理センターから購入できます。
- Microsoft 365 管理センターに管理者アカウントでサインインします。
- 「課金」セクションの「カタログ」に移動します。
- 「Microsoft 365 Copilot」を検索し、詳細ページから購入手続きを進めます。
- 必要なライセンス数や支払い情報を入力し、購入を完了します。
ユーザーへのライセンス割り当て方法
ライセンス購入後、実際に機能を利用するユーザーに対してライセンスを割り当てる必要があります。
- 管理センターの「課金」から「ライセンス」へ進みます。
- 「Microsoft 365 Copilot」を選択し、「ライセンスの割り当て」をクリックします。
- ライセンスを割り当てたいユーザーを選択し、設定を保存します。
- ライセンスが割り当てられると、対象ユーザーのOfficeアプリにCopilotが表示されます。
※一部のアプリでは、Copilotが表示されるまで最大24時間待つ必要がある場合があります。また、アプリを再起動または更新する必要がある場合もあります。
- Microsoft Learn ─ Microsoft 365 Copilot のセットアップとライセンスの割り当て
導入前に確認すべき注意点
Copilotは強力なツールですが、その効果を最大限に引き出し、安全に利用するためには、導入前にいくつか確認しておくべきポイントがあります。
セキュリティとデータ保護の仕組み
Copilotは、Azure OpenAIサービスを使用してMicrosoftのデータセンターで処理されます。ユーザーが入力したプロンプトや参照したデータが、外部の言語モデルの学習に使われることはありません。この「エンタープライズ データ保護 (EDP)」機能により、企業の機密情報や個人情報を保護しながら、安全にAIを活用することが可能です。
- Microsoft Learn ─ Microsoft 365 Copilot のデータ、プライバシー、セキュリティ
社内データのアクセス権限の再確認
Copilotは、ユーザーがアクセスできる範囲内の情報(メール、ファイル、チャット履歴など)を横断的に検索して回答を生成します。そのため、意図せず機密情報が一般社員に閲覧されることを防ぐために、SharePointやOneDriveなどのファイル共有設定やアクセス権限が適切に管理されているかを事前に確認することが非常に重要です。
導入後の社内での活用促進
Copilotを導入しても、従業員がその使い方や価値を理解していなければ、投資対効果は得られません。どのような業務で活用できるのか、効果的なプロンプト(指示文)の書き方は何か、といった社内トレーニングや情報共有の場を設けることが、導入成功の鍵となります。
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まとめ
本記事では、Microsoft 365 Copilotの料金体系から導入の前提条件、注意点までを網羅的に解説しました。Copilotの導入コストは月額4,497円/ユーザーですが、既存のMicrosoft 365ライセンス費用と合わせた総額で予算を検討することが重要です。
また、高機能なツールも導入するだけでは成果にはつながりません。導入にあたっては、セキュリティやアクセス権限の確認はもちろんのこと、現場でどのように活用され、定着していくかという「導入後の姿」までを見据えて、計画的に検討を進めましょう。
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