DXアセスメント対策をすべき理由と効果的な手段は?おすすめのサービスも紹介
更新日:2024年12月11日

「DXアセスメントの対策はどうすれば良い?」
「社内でDX領域を強化したい」
とお悩みではありませんか。
企業のDX領域を強化するためには、まずはDXアセスメントでスキルを見える化する必要があります。
そこで本記事では、DXアセスメント対策をすべき理由や効果的な手段、DXアセスメントのおすすめサービスなどを解説します。社員のDXリテラシーを高めたい企業担当者は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
目次
DXアセスメントの概要

そもそもDXアセスメントとは、組織や職種を限定せず、社員のDXリテラシーのレベルを測定する方法を指しています。DXが推進される世の中で、働き手一人ひとりがDXの学びの指針とされる「DXリテラシー標準」を意識した学び直しが必要とされています。
DXリテラシーを身に付けることで、社員が「企業のDXの方向性が見えやすい」「DXを導入した業務効率化ができる」「自社がDXを重要視している意味が理解できる」などのように効果を実感することを期待しています。DXリテラシーを身に付けた社員が増えることで、企業のDXを加速させることができます。
また、DXリテラシー標準は「持続可能な成長」「付加価値の高い商品」「国境を超えたビジネス」などを実現させることができます。DXに関する知識が従来の社会人の常識とは異なり、欠かせない知識となっています。
DXアセスメントについてより詳しく知りたい方は、以下の記事をあわせてご一読ください。
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DXアセスメントのおすすめサービス

ここからは、DXアセスメントのおすすめサービスや企業について、以下の4つを紹介します。
- ディジタルグロースアカデミア
- exaBase
- スキルアップAI
- インソースデジタルアカデミー
どのようなサービスなのか、違いはあるのかなどを詳しく確認していきましょう。
ディジタルグロースアカデミア
ディジタルグロースアカデミアでは、DX人材の適性を測定するサービスを提供しています。社員のDX適性を可視化して、プロジェクトの成果を高めることができます。
ディジタルグロースアカデミアでは、新規ビジネスをデジタルで共創する「DX適性」と、既存ビジネスをデジタル技術で支援する「デジタイズ適性」を測定し、適切なDX人材の配置が可能となります。測定後は結果が詳しく掲載された個人レポートを受け取り、社員育成にも役立てられます。
費用は設定に50,000円、受験に1人500円、またレポート作成は125,000円からとなっています。
exaBase
exBaseのDXアセスメント&ラーニングは、株式会社エクサウィザーズが提供するDX人材育成プラットフォームです。経済産業省が定めた「デジタルスキル基準」に準じてDXアセスメントを実施し、受検者や組織の強み・弱みを明確にすることができます。
また本サービスは、累計1,900社、250,000人以上に提供してきた実績があり、設問数が少なくても精度の高い結果を出せる点が魅力です。利用者の受験データが多いため、独自のアルゴリズムが構築できます。
費用は利用人数やプランによって異なり、問い合わせれば見積もりを出してくれるシステムです。2週間の無料トライアルを提供しているので、気軽に試してみましょう。
スキルアップAI
スキルアップAIは、株式会社スキルアップNeXtが提供するDXアセスメントです。経済産業省が定めた「DXリテラシー標準」の評価項目に完全対応していて、適正なスキルチェックが実現します。テストは「ビジネス」「データサイエンス」「AI」「IT」「マインド」の5項目から定量評価が可能です。また測定は30分で完了するため、社内の測定をスムーズに進めることができます。
スキルアップAIでのアセスメント結果を経て、企業に合う人材育成プログラムを提案してくれます。スキルアップNeXtに在籍するDX人材育成に特化したコンサルタントが、DX人材の強化まで伴走してくれるでしょう。
費用は人数によって異なるため、利用を検討したい方は問い合わせてみてください。
インソースデジタルアカデミー
インソースデジタルアカデミーでは、DX人材育成に役立つアセスメントを提供しています。本サービスでは大きく分けて「DXマインド・スタンス」「DXリテラシー」の2つを測定します。企業風土の改革にも意識を向けているため、マインドやスタンスのテストも重視しているのです。測定結果は人材ポートフォリオタイプ別に可視化し、DX人材の選抜や能力開発に役立てていきます。
費用は年間利用料金が550,000円、1人あたり2,200円となっています。公式サイトには設問と分析結果のサンプルを公開しているので、よりイメージを掴みたい方は覗いてみてはいかがでしょうか。
企業がDXアセスメント対策をすべき理由

そもそも企業がDXアセスメント対策をすべき理由は何なのでしょうか、以下の3点から解説します。
- DX人材が不足している
- DX専門組織の設置は高い成果につながる
- ビジネス変革が必要である
DX人材が不足している
企業がDXアセスメント対策を行うべき理由のひとつに、DX人材が不足している点があげられます。企業を存続させるため、またビジネスを成功へ導くために、世の中の企業のDX化は進んでいます。そのような中でDXの取り組みを担う人材は不足していることがデータでも明らかとなっています。
IT関連の国家資格を提供する「独立行政法人情報処理推進機構」の調査によると、日本のDX人材が「大幅に不足している」という声が、2023年度に初めて過半数を超え、62.1%となりました。
それゆえにDXアセスメントの導入などから、DX人材の配属や能力開発に役立てることが喫緊の課題といえます。
DX専門組織の設置は高い成果につながる
DXアセスメント対策を行いDX専門組織を設置することで、ビジネスの高い成果につなげることができます。
独立行政法人情報処理推進機構によると、40.2%の企業がDX専門組織を設置しています。またDX推進レベルに関しては、DX専門組織と情報システム部門の両方が構築された企業が最も大きい数値を出していて、レベルの高いDX人材が多いことが分かります。
参考:独立行政法人情報処理推進機構|デジタル・トランスフォーメーション推進人材の機能と役割のあり方に関する調査
また昨今では企業の存続やビジネスでの成功には、DXを導入することが不可欠です。つまりDX専門組織を設置して、正しくDX人材を配置し人材を育てていけば、企業の高い成果につなげることができます。
ビジネス変革が必要である
企業がDXアセスメント対策を必要とするのは、ビジネス改革が求められているからです。DXの取り組み、つまり高い成果につながる取り組みを行っていない企業が多いのです。
独立行政法人情報処理推進機構によると、DXの取り組みの中で最も取り組みやすい「業務の効率化による生産性の向上」であっても、成果が出ている企業は28.2%というデータが出ています。DXの取り組みはビジネスの根本的改革となり、難易度が高い場合が多いです。着実に継続していくことで、DXによる成果が期待できます。
DXアセスメント対策に効果的な手段

ここからはDXアセスメント対策に効果的な手段として、以下の3点を解説します。
- 社員研修を実施する
- eラーニングや動画で学ぶ
- DX検定を取得する
自社で取り入れられる手段があるのか、どの手段が適しているのかを確認していきましょう。
社員研修を実施する
DXアセスメント対策には、社員研修を実施する選択肢があります。特にインプットだけでなくアウトプットを重視する研修を受講すれば、スキルとして定着させることができます。
例えばディジタルグロースアカデミアが提供する研修講座は、DXの基礎ワークショップ、生成AI実践ワークショップなど受講者が実際に手を動かしながら取り組む研修が多いです。DX導入の楽しさを直接的に感じることができます。また業界別に研修をカスタマイズして受講することができるので、興味が湧いた方は一度問い合わせてみてください。
eラーニングや動画で学ぶ
DXアセスメント対策のひとつに、eラーニングや動画での学習があげられます。eラーニングであれば時間や場所を選ばずに学べて、隙間時間を有効活用できます。
eラーニングの教材はDXの基礎編、データ活用編などテーマ別に分かれていることが多いです。基礎から応用まで学べるテーマは、初心者からでも着実にスキルアップできるでしょう。また図解やアニメを用いた教材であれば、DX初心者にも理解しやすいです。
DX検定を取得する
DX検定の取得を目指せば、DXに関する体系的な知識を習得することができます。資格取得という形に残る目標があるので、社員の学習モチベーションアップにもつながります。
そもそもDX検定とは、DX知識力のレベル認定ができる民間資格です。IT分野の最新技術やトレンドを学ぶことができます。
DX検定ではスコアが600以上であれば「DXスタンダードレベル」、700以上であれば「DXエキスパートレベル」、800以上であれば「DXプロフェッショナルレベル」のレベル認定証が発行されます。
まとめ

DXに関する知識は現代の社会人には欠かせない知識となっていて、企業の存続やビジネスでの高い成果につながります。しかし企業にDXを新しく取り入れることは決して簡単ではありません。まずはDXアセスメントを導入して、DX人材の配属や能力開発を目指しましょう。そして本記事で紹介した手段を参考に、DXアセスメント対策に取り組んでみてください。
ディジタルグロースアカデミアでは、DXアセスメント、研修、eラーニング、DX伴走支援などのDX関連サービスを提供しています。興味・関心を持った企業担当者の方は、ぜひ社内への導入を検討してみてください。
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