Columnコラム

DX推進はなぜ必要?取り組むべき理由や目的などを業種別に紹介

更新日:2022年12月2日

DXとは、企業や自治体がデジタル技術を用いることで、レガシーシステムからの脱却や企業風土および生活の変革を実現させることです。

つまりDX推進を実現することで、労働環境、企業の経営、日本全体の経済を向上させることにつながります。

そのため、DX推進をますます促進させていくことが、企業・自治体全体の課題といえます。

DX推進は必要ない?その必要性とは

DX推進によって人々の生活を大きく変革させられるため、現代社会においてこの取り組みは優先的に行う必要があるとされています。

本章ではDX推進が求められる以下の理由について、詳しく見ていきましょう。

  • コロナによる市場の変化に対応するため
  • 既存システムのメンテナンスにコストがかかるため
  • コスト削減・業務の効率化のため
  • BCP(事業継続計画)対策をしていくため
  • 社会の問題を解決していくため

コロナによる市場の変化に対応するため

新型コロナウイルスの影響によって大きく変化したもののうち、社員の働き方に対する意識が挙げられます。

例えばテレワークの普及により、オフィスに出社しなくても事務業務をこなせる上、ビデオ会議やチャットツールを用いてコミュニケーションも問題なく行えることが広く実証されました。

こうした働き方の変化によって、人々はより自分らしく働ける環境を求めることが予想されるため、企業はDX推進で今後も労働環境を変革し続ける必要があるでしょう。

既存システムのメンテナンスにコストがかかるため

現在運用中のシステムのなかには、何年も前に作られ老朽化が進んでいるものも多く存在します。

例えば、現在のデータ分析ツールと既存システムの互換性がなければ、データを活用した顧客・市場の分析が行えないため、企業のさらなる利益は見込みにくいでしょう。

データ分析ツールを活用するために、既存システムのメンテナンスに人材や費用を割くこととなれば、今後も維持コストに予算を取られてしまうこともあります。

維持コストに多くの予算を取られてデジタル競争に後れを取ることがないよう、組織全体の変革が必要といえるでしょう。

コスト削減・業務の効率化のため

企業や自治体のコスト削減や業務効率化のためにも、DXの推進は必要です。

現在の業務プロセスをゼロベースで見直すと、これまで当たり前のように行われてきた業務を削減もしくは効率化できることが判明するでしょう。

  • 書類に押印は必要なのか
  • 書類を紙で保管しておく必要があるのか
  • 人でなければできない業務なのか

といったように、デジタル・loTに置き換えられないか見直すことで、社内だけでなく顧客にとってもプラスに働くことがあります。

DX推進を実現すれば、多くの不要なコストや業務をカットできる見込みです。

BCP(事業継続計画)対策をしていくため

毎年のように多くの自然災害が発生する日本では、BCP対策が欠かせません。

自然災害以外にも、サイバー攻撃やアクセス障害によるサービス停止が発生することも考えられます。

有事が起きるたびに事業を停滞させてしまうと、企業に多くの損失が生じるだけでなく、人々の生活をも停滞させてしまう可能性があるでしょう。

人々のニーズに答え続け企業を存続するため、またあらゆるリスクに備えて事業の継続性を確保するためにも、DX推進が必要とされています。

社会の問題を解決していくため

社会の大きな課題となっている環境問題に対応するためにも、DXの推進が求められています。

例えば、CO2排出量の大幅な削減に成功した事例として電子商取引の普及が挙げられます。

ネットショッピング、電子決済、ストリーミング配信などにより、物の生産・消費の効率化および削減に繋げる形です。

現代において、物よりも情報やサービスにニーズが移ったことで、人や物の移動の機会も減少したためエネルギー源や資源の削減が見受けられます。

企業においては、CO2排出量の削減を目指すためにも、ユーザーの消費行動の変化が求められていると考えられます。

業種別!DX推進の必要性

幅広い業界でDXが進めば、人々の生活・労働環境・経済状況の向上が見込まれます。

本章では、以下の業種別にDX推進の必要性についてチェックしていきましょう。

  • 製造
  • 建設
  • 人事
  • 営業
  • 教育
  • 行政

製造

製造業DXでは、情報の見える化や生産性効率向上などの実現を目指します。

ネットやデジタル化の発展による経済成長へ後れをとらないためにも必要な取り組みです。

特に、職人技術によって経営を支えていた企業では、社会で広まる急速なデジタル化の普及によって経営の維持が困難となる懸念から、早急な対応が求められるでしょう。

これまで人の手で行われてきた多くの作業を自動化することによって、既存の作業にかかる時間の削減が見込まれます。

新たな技術開発にリソースを集中させられる環境を構築できれば、人々の生活をより良いものとするサービスを生み出せるはずです。

建設

建設DXが必要とされているのは、業務効率化や省人化を進めることが可能な分野の1つであるためです。

特に、若い人材が不足しているといわれる建設業界においては、技術継承の停滞も大きな課題となっています。

熟練技術者の高齢化・減少、少子化によって、これまで通りの人員確保や教育は困難とされています。

DX推進によって、熟練技術者のノウハウをデータとして残し社内で共有できれば、技術者から直接指導を受けずに同等の技術を学ぶことや、AIへ学習させることで機械主導の作業も可能となるでしょう。

建設DXによって、省人化を目指しながら製品の品質維持・向上も可能になる見込みです。

人事

人事DXが求められるのは、テクノロジーによって得られる、正確かつ客観性の高いデータの活用により、戦略的な人事業務に変革していく必要があるためです。

現状、システムの導入でデジタル化を進めている企業は多くありますが、導入自体が目的となってしまい、「デジタル化を進めることで何を実現したいのか」が明確になっていないケースが多く見受けられます。

社員のデータを集約・可視化し、採用・育成・人事配置といった一連の人事業務を経営戦略に沿って進めるためには、テクノロジーによって蓄積された人材データをどのように活用するか、社内全体で検討する必要があります。

人事DXでは、業務の効率化にとどまらず、人材や組織をどのように変革していくかが重要となるのです。

営業

営業DXが進めば、営業に割く人材を大幅に減らすことや、より顧客のニーズに合わせた商品・サービスの提供が可能となります。

熟練の営業マンであれば顧客の状況を把握し、ニーズに合った商品・サービスの提案が可能ですが、システムの導入でデータを蓄積することにより、顧客ニーズの変化を自動分析できるようになるでしょう。

また、訪問営業ではなくリモートを活用した商談を含め、オンライン上での情報提供が普及しており、移動にかける時間や対面営業にかける時間の短縮も可能です。

こうした時代の変革に伴い、営業人材を減らしながらも自社の利益アップを目指せるようになっています。

今後どのような営業体制へ変革するか検討していくことが、デジタル競争に生き残るためには重要となると考えられます。

教育

教育DXを進めることで、個別に合わせた指導や場所を選ばない学習が可能になります。

学生一人一人の学習データを蓄積するだけでなく、それぞれのデータを集約・分析・活用することで学習ログに基づき、個別に最適化された学習指導が可能となるといった形です。

なお、現代では学習塾だけでなく大学においてもリモート授業が展開されています。

社会人となっても学習を続けられる環境が整っていることは、近年の大きな変化といえるでしょう。

こうした教育現場におけるデジタル化促進によって、未来のDX人材の育成にもつながることが期待されます。

行政(自治体)

行政においてDXを進めることは、人々の生活をより良くすることにつながります。

例えばDXによって行政手続きがオンラインで可能となれば、住民が手続きのために市役所に訪れる手間や待ち時間を削減でき、職員の手続きにかける負担も大幅に減らせるでしょう。

他にも、地域で生活する子どもの人数や、保育施設・公園の割合等をデータ化することで、子育て世帯向けの施設が不足している地域を割り出した対策を行うといったことも可能です。

このように、デジタル技術やデータの活用によって住民の生活を向上させていくための取り組みが、行政DXには求められています。

DXの推進に失敗する理由

DXの推進に失敗する理由は企業や団体によって異なり、一概にはいえません。

しかし、大きくはDX推進の目的が定まっていないことや、そもそもDXに対して理解のある人材の不足が挙げられるでしょう。

DXを進めることで得られる成果は、短期的なものではありませんから、長期的に対策を行い続けることで、変革をもたらすことが重要視されます。

DX推進に成功するためには、まずはDXの進め方を知る必要があります。

社内全体でDXに対する知識をつければ、目的やビジョンも明確になるでしょう。

そのためには、DX推進について学ぶことを目的としたセミナーに参加したり、コンサルを受けたりすることも検討してみましょう。

デジタル人材の育成に力を入れることで、企業のDX実現がより現実的なものとなるはずです。

まとめ

DXを各業界において実現できれば、人々の生活や満足度、企業の経営状況が良くなるだけでなく、日本全体の経済成長を促進させることにもつながります。

デジタルグロースアカデミアでは、人と企業の成長により日本に変革をもたらすことを目的として、セミナー開催や人材育成に力をいれています。

事業のDXを加速させるためにも、まずはDXのプロに相談することがおすすめです。

いつ・どこにいても受講できるe-ラーニングの整備から企業に合わせたコンサルティングまで、幅広いサポートを提供しているデジタルグロースアカデミアへ、ぜひご相談ください。

【監修】

日下 規男
ディジタルグロースアカデミア マーケティング担当 マネージャ

2011年よりKDDIにてIoTサービスを担当。2018年IoTごみ箱の実証実験でMCPCアワードを受賞。
2019年MCPC IoT委員会にて副委員長を拝命したのち、2021年4月ディジタルグロースアカデミア設立とともに出向。

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